解説者: 2007年10月アーカイブ

風水とは、天地のエネルギーである“気”の流れのことです。この風水のことを堪輿(かんよ)ともいいます。
自然界には、この“気”が宇宙空間、地球、大地に降り注いでいます。
人々は良好な自然の中で暮らし、町や寺院、墓、家などをどのように造るべきかを“気”の流れによって追求してきました。
その結果として、環境を整えることによって幸運を招く、『風水術』が誕生したのです。
『風水術』は古代中国で生まれ、早くから日本に伝わり、
歴史上都市造りや住居、建物、墓などの位置決定(物の位置によって気の流れを制御する)などに広く応用されてきました。
風水では都市や住居(すなわち生者の居住空間のことを指します)を陽宅(ようたく)、
墓(すなわち死者の居住空間のことを指します)を陰宅(いんたく)と呼んで区別しています。
また、風水は大別すると、形成(巒頭)風水と理気風水に分けることができます。
形成風水は、その土地の気の勢いや質を地形等の形成を目で見える有形のもので判断する方法で、
形法、形勢派、巒体派などとも呼ばれるものです。
一方、理気風水は陰陽五行や八卦、易理(易)、方位など目に見えないもので判断する方法で、
理法、理気派、屋宅派などとも呼ばれています。

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