風水と街作り
地域全体に風水の「良い気」を巡らせるためには、多少区画が崩れたり、無駄なスペースができてしまったとしても、
道路や線路や河川が街の中をゆるやかに蛇行しているほうが良いのです。
しかしこのカーブを描く部分では、内と外のどちらに建物が立地しているかで、吉凶がわかれます。
カーブの内側に立地するものを「腰帯路」と言い、守られるような気が及ぶ「場」となりこれは風水的に吉です。
反対にカーブの外側に立地するものを「反弓路」と言い、そむかれるような気の集まる「場」となり、これは風水的に凶です。
現代の道路や線路は、車や電車がかなりの速度で走っているので、この違いがなおさらくっきりと出るでしょう。
また風水では、玄関の向きと真逆の方角を「座山」と言います。
この「座山」となる方角に、文字どおり山があるか、玄関前よりも家屋の後ろのほうが広くなっている台形の土地は、
末広がりとなり、風水学的には発展繁栄する「場」とされます。
ただし、玄関前が尖っている、いわゆる三角地は凶になります。
また、都会では後ろに山があることは少ないため、大きな建物や高層ビルを山とみなして判断します。
また座山となる後ろに山や大きな建物があり、長方形か正方形の敷地は、
風水的には不動産運があり、衣食住に恵まれる「場」とされています。
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